• 京都文化研究班


2010年5月27日

発掘された映画たち2010

5月11日~27日まで東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催されている、企画上映「発掘された映画たち2010」に、本プロジェクトで収集・復元を行ってきた映画作品が上映されます。5月16日(日)には、本プロジェクトの収集作品の上映に加え、冨田美香准教授(本拠点事業推進者)による映画作品解説も行われます。みなさま、どうぞお誘い合わせのうえご来場ください。

フィルムセンター開館40周年記念①
発掘された映画たち2010

場所:東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール 

会期:2010年5月11日(火)~5月27日(木) 

主催:東京国立近代美術館フィルムセンター
協力:映画保存協会、川崎市市民ミュージアム、大阪芸術大学 玩具映画プロジェクト、京都府京都文化博物館、広島市映像文化ライブラリー、福岡市総合図書館、プラネット映画資料図書館、立命館大学アート・リサーチセンター

定員=310名(各回入替制)
*5月23日(日)1:00pmの回のみ定員304名
料金=一般500円/高校・大学生・シニア300円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
発券=2階受付
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。

立命館大学アート・リサーチセンター プログラムF          2010年5月16日(日)16:00~、5月19日(水)19:00~      5月16日は本拠点事業推進者・冨田美香准教授の作品解説あり

 戦前の小型映画文化――ホーム・ムービーは語る(計61分)
《エトナ映画の自画像》
ロケーションの想ひ出(14分・18fps・35mm・白黒・無声)
エトナスタジオ(3分・18fps・35mm・白黒・無声)
素人演藝名流大会(7 分・18fps・35mm・白黒・無声)
カメラマンの想い出 昭和10-20年頃(19分・16fps・35mm・白黒・無声)
《旧日活社長・森田佐吉の記録》
森田長太郎氏出征(4分・16fps・35mm・白黒・無声)
日活太秦撮影所運動会(6分・16fps・35mm・白黒・無声)
《日常に向けた視線:パテベビー》
第5回撮影会作品(2分・16fps・35mm・白黒・無声)
愛宕スキー場(2分・16fps・35mm・白黒・無声)
橘や横浜出港(2分・16fps・35mm・白黒・無声)
阿波盆踊り(2分・16fps・35mm・白黒・無声)

各作品の解説はリンク先を、企画上映の概要及び全体のスケジュールについては、「続きを読む」をクリック。アート・リサーチセンター館内3階の掲示板下のラックにも企画上映のパンフレットがございます。

概要:フィルムセンターが新たに発掘・復元した映画を紹介する企画「発掘された映画たち」は、1991年の開催から数えて、今回で8回目を迎えます。これまでの上映では、1990年度に寄贈された小宮登美次郎氏の外国無声映画コレクションをはじめ、1996年にロシアのゴスフィルモフォンドで発見された戦前の日本映画、2007年に発見された現存する日本最古のアニメーション映画『なまくら刀』(1917年)、現存最古の日本映画で昨年映画フィルムとしては初めて重要文化財に指定された『紅葉狩』(1899年)、最新のデジタル技術を用いた『羅生門』(黒澤明監督、1950年)の復元プリント(今年の全米映画批評家協会賞で「映画遺産賞」を受賞)などをお披露目してきました。フィルムセンターの開館40周年を記念する上映企画の第1弾となる今回は、当センターはもちろん、国内各地のフィルム・アーカイブ機関・団体による最新の発掘・復元の成果や担当者のトークもまじえながら、我が国における映画保存運動の最前線を検証します。この企画を通して、文化財・歴史資料としての視聴覚遺産を保存することの大切さを再認識するきっかけにしていただければ幸いです。

上映スケジュール
5/14(金)3:00pmD-1セレベス 海軍報道班員の報告 記録版(177分)
 7:00pmE-1神のいない三年間(120分)
   *トーク・イベントがあります
5/15(土)1:00pmE-2福岡市総合図書館発掘日本映画(計89分)
   *トーク・イベントがあります
 4:00pmB-2京都文化のアーカイブ・コンテナとしてのフィルム(計64分)
   *トーク・イベントがあります
5/16(日)0:00pmC広島・長崎における原子爆弾の影響(164分)
   *トーク・イベントがあります
 4:00pmF戦前の小型映画文化――ホーム・ムービーは語る(計61分)
   *トーク・イベントがあります
5/21(金)3:00pmA-2戦前の記録映画・小型映画特集(計83分)
 7:00pmHちゃんばら時代 [全21作品](計65分)
   *トーク・イベントがあります
5/22(土)0:30pmHちゃんばら時代 [全21作品](計65分)
   *トーク・イベントがあります
 3:30pmD-1セレベス 海軍報道班員の報告 記録版(177分)
   *トーク・イベントがあります
5/23(日)1:00pmG「映画の里親」――市民の映画保存(計67分)
   *トーク・イベントがあります
*柳下美恵氏によるキーボード伴奏付きの上映
 4:00pmA‐1実験映画の系譜:荻野茂二から松本俊夫へ(計90分)
   *トーク・イベントがあります

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