ARCの紹介
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コンセプト

 立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)は、私たち人類が持つ文化を後世に伝承するために、芸術、芸能、技術、技能、技巧を中心とした有形・無形の人間文化の所産を、歴史的、社会的視点から研究・分析し、記録・整理・保存・発信することを目的としています。
 立命館大学が蓄積してきた人文科学、社会科学の総合的な研究力を基礎に、最先端の科学技術であるデジタルテクノロジーを利用し、芸能・演劇などの「時間芸術」の保存と利用のシステム、芸術創造の支援システム、芸術を市民が共有し享受するための普及システム、アートの理解とそのための教育システム、教育プログラム等の研究と開発および教育・普及活動などを行ってきました。

 ARCが1998年の設立以来取り組んでいるデジタル・アーカイブを基盤とした研究・教育活動の中で、国内外において蓄積してきた大量の文化財(古典籍)・美術品(浮世絵・工芸品)、無形文化(伝統芸能)、地理空間情報(地図・地域統計・地誌)やその他の文化資源(ビデオゲームや日本映画・テレビCMなども含むデジタル資源)などの日本文化資源のデジタル・アーカイブを有しております。加えて、ARCは京都という世界に誇る文化都市の中にあり、京都盆地にある多種多様な文化遺産に関わって、これまで築きあげてきた様々な社会的・人的ネットワークを有しており、それらも重要な研究資源と言えます。
 これらの膨大なデジタル化されたデータベースを、国内外の共同研究者に提供するとともに、その研究活動の中で蓄積されたデジタル・アーカイブ技術やノウハウを、共同研究プロジェクト活動の基盤として、学内だけでなく、広く学外の共同研究者やグループに開放し、これらの蓄積を活用することで更なる研究・教育活動を促進し、連携・連動型の共同研究プロジェクトをサポートしていきます。

保存・蓄積(デジタルアーカイブ)したデジタルデータは、インターネット上で公開・発信しております。各データベースから検索・閲覧をしていただけますので、どうぞご利用ください。

→ データベース一覧

デジタルアーカイブとは

デジタルアーカイブ (Digital Archives) とは、様々な知的資産を永続的に継承可能なデジタルデータとして保存し、蓄積していく取り組みです。

ARCは、文化・芸術的な資産をデジタルデータとして保存・蓄積(デジタルアーカイブ)し、それらをインターネット上で公開・発信していくことで、人類共通の知的資産として共有していくことを目指しています。
また、デジタルアーカイブを基盤として、次世代の文化を創造するための新しい協創空間を形作っていくことを目的としています。