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展覧会「日本の伝説 異界展 ~人から鬼へ 鬼から人へ~」January 20, 2017(Fri)
日本の伝説 異界展 ~人から鬼へ 鬼から人へ~
【会期】 [前期]2016年12月12日(月)-2016年12月26日(月)
[後期]2017年1月6日(金)-2017年1月20日(金)【時間】 9:30~17:00
※土・日・祝は休館いたします。1月14日(土)のみ開館いたします。【会場】 立命館大学衣笠キャンパス アート・リサーチセンター1階 閲覧室 【Web展示】 http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/vm/jl2016/
入場料無料ギャラリートーク
2017年1月14日(土) 13:00~14:00 《予約不要》
展覧会のスタッフによるギャラリートークを行います。展示品について、各担当が詳しい解説を行い、深く作品を知ることができます。主催: 立命館大学アート・リサーチセンター
企画: 立命館大学日本文化情報学専攻 芸術ゼミ
協力: 舞鶴市
日本にはたくさんの伝説が伝わり、多くの英雄が活躍しました。英雄達の多くは、私たちの住む日本、あるいは都の王土と異界との境界や境界の向こう側で、記憶に残る伝説を作り出してきました。しかし、現代はどうでしょうか。グーローバル化と情報化によって、地球上での秘境の地がなくなってしまうと、もうそこに境界上の伝説は生まれてくる余地もなくなってしまいました。むしろ、宇宙を舞台にした様々なファンタジーの世界が、現代においては描かれる傾向にあります。
本展覧会では、異界や境界に生まれた日本の伝説のいくつかを取り上げ、その伝説が描かれた絵画作品を立命館大学アート・リサーチセンターの収蔵品を中心として展示し、考察を加えます。
異界に対する現世・此界は、当時の日本の都、京都が中心であり、自ずと都に対峙する異界という構図ができあがります。その代表的な伝説として頼光とその四天王らが活躍する頼光説話があります。また、異界には、鬼や天狗が住んでいますが、時代とともに、境界が外へ外へと押し出されるのと同時に、恐ろしかった鬼や天狗たちが人間界に近づき、ユーモラスな姿もみせるようになります。また霊界との行き来を中心のモチーフに取込んだのが能楽でした。
こうした境界・異界というキーワードで浮び上ってきたいくつかのテーマを並列して取上げながら、異界や境界とは日本人によってどのようなものであったのかという疑問への回答に少しでも近づいていきたいと思います。
【関連イベント】
[番外編]ARCセミナー 小松和彦氏(国際日本文化研究センター所長) 講演会
2017年1月13日(金) 16:30~18:00 《予約不要・入場無料》
会場: 立命館大学衣笠キャンパス アート・リサーチセンター2F 多目的ルーム