島衛月白浪

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しまちどりつきのしらなみ


総合


歌舞伎

散切狂言の代表作。河竹黙阿弥が引退記念にかいた作品で、明治十四年初演。 鞄・洋傘・郵便為替・金時計・麦わらシャッポ・ビストル・銀行・学校等の明治初年の世相が活写されていて楽しい。全登場人物が悪人で、最後に一同後悔するという徹底した勧善懲悪も面白い。 島蔵と千太は二人組の強盗だったが、島蔵は改心して酒屋を営み堅く暮している。そこへ千太が悪事の相棒をたのみに来るので、その夜九段の招魂社で会い、ついに改心させる。 全幕中この招魂社の場がすぐれ、六世尾上菊五郎中村吉右衛門、十五世市村羽左衛門と二世市川左団次のコンビで度々好演した。