A1.2 三代豊国筆「二☆四好今様美人」「茶の会好」板木(主板)
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作品名:三代豊国筆「二☆四好今様美人」「茶の会好」板木(主板)
判型:大判錦絵
出版:文久3年(1863) 藤岡屋慶次郎板
所蔵:立命館ARC(板木 arcMD01-0657、錦絵 arcUP6633)
※☆は漢数字「五」を2つ横に並べたもの。江戸時代の出版物には、書物と草紙という区分があった。その明確な区別は難しいが、版権が認められたか否か、板木を所有することにより版権を保持できたかどうかが一つの目安になる。浮世絵(錦絵)は草紙に分類され、版権が認められる出版物ではなかったため、それらの板木も保存されにくかった。こうした背景を考えれば、今後大規模なコレクションが出現することは考えにくく、小規模なコレクションの集積を確実に進めていくことが重要になるだろう。