D4-4 「沢村源之助」「市川団十郎」
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資料名 : 「沢村源之助」「市川団十郎」
作者 : 歌川豊国〈1〉
員数・装丁・判型 : 大判錦絵
年代 : 文化5年(1808)11月
資料番号 : arcUP0059
本作は初代歌川豊国(1769~1825)による、文化5年(1808)11月江戸・市村座で上演された「松二代源氏」(いろそゆるにだいげんじ)に取材した役者絵である。初代沢村源之助演じる頼光と七代目市川団十郎演じる公時が描かれ、扮装から、一番目四立目に上演された富本の浄瑠璃「童遊色夕顔」(こどもあそびいろとゆうがお)を描いていることがわかる。絵本番付(芝居の各幕の主要場面を絵にした冊子)には、まさに本作のような出で立ちで、仕丁姿の公時に傘をさされ短冊を手にした頼光が、二代目沢村田之助演じる粧姫と見つめ合うシーンが描かれている(nakai2005-04)。なお、粧姫と頼光の組み合わせと考えられる役者絵も存在する(演劇博物館所蔵)。外題や絵本番付の様子から『源氏物語』の夕顔の巻と源頼光四天王らの世界がない交ぜになった浄瑠璃であったことが推察される。(I)