C2-3 [大江山酒呑童子退治]

資料名 : [大江山酒呑童子退治]
作者 : 歌川芳虎
員数・装丁・判型: 大判錦絵三枚続
年代 : 弘化4~嘉永5年(1847~52)
資料番号 : arcUP7130 ~7132

 頼光一行が酒呑童子の寝所に忍び込み、酒呑童子の首を打ち落とす場面を描く。画面右側、童子の体を抑えつける四天王の視線の先に、切り落とした首に兜を噛みつかれる頼光とそれを迎え打とうと構える保昌が配される。童子を退治する場面は酒呑童子ものの浮世絵でも随一の作例を誇り、とりわけ歌川国芳(1797-1861)による童子の姿から鬼へと変貌を遂げる瞬間を描いた作品は今日でも有名である(〔大江山酒呑童子〕)。本作の作者・歌川芳虎(1828-1887)は国芳の門人で、酒呑童子説話を題材とした作品に、本作と同様、退治の場面を描いた「大江山鬼神退治図」(ヴィクトリア&アルバート博物館所蔵)をはじめ、「大江山鬼賊住家図」(C2-2)、 頼光一行の山入を描いた源頼光藤原保昌之両将免勅命丹波国大江山之鬼盗酒呑童子退治スなどがある。浮世絵における酒呑童子退治の場面は、酒呑童子の恐ろしい形相や鬼の首にフォーカスされて描かれることが多いが、芳虎の作品は背景の険しい山々や寝所の風景も描き込む。(I

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