船鉾の艫櫓と長江商店

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町会所と船鉾を渡す桟橋から船尾部分である艫櫓(ともやぐら)と長江商店を写す。艫櫓の下の水引幕には麒麟が見え、その下の舵には螺鈿細工が施された飛龍が描かれる。長江商店の軒先には幔幕や提灯が掛けられ、当時の祭りのしつらいを知ることができる。鉾の上や家の前には、長江家の子供たちを抱える若い奉公人らがカメラに目を向けており、写真好きだった7代目当主伊三郎のこだわりの一枚であったと思われる。子供たちの大きさから大正後期の撮影とみられる。