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1929年7月17日、松原通での前祭巡行を映す。この映像は、「松原通での山鉾巡行①」の続きにあたる。撮影場所は同じく松原中之町の南側の京町家の屋根の上から東を向いて撮影している。7基の山鉾の定点撮影しており、始めに映る山鉾は月鉾。粽を投げる囃子方の様子が鮮明に映される。続いて保昌山、伯牙山、山伏山と映る。その後の放下鉾では、この年に初披露となる三光丸の舞を見ることができる。そして、岩戸山、船鉾ち続く。本映像では、山鉾や役割をこなす囃子方や音頭取りなど巡行の様子が鮮明に移されていることに加え、道幅の狭い松原通を巡行する光景や幔幕・提灯をしつらえた京町家の街並み、屋根の上から巡行を眺める見物人の姿など、失われた松原通の祭礼景観とを見ることができ、大変貴重な映像といえる。