C1.2.19 「仮名手本忠臣蔵 二段目 若狭の助」

絵師:五粽亭広貞
出版:嘉永2年(1849)
判型:中判錦絵
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0332

 嘉永2年(1849)9月、筑後芝居での『仮名手本忠臣蔵』の上演に取材している。美男と評判であった2代目片岡我童扮する二段目の若狭之助を描いている。抜いた刀をにらみ、罵詈雑言を受けた師直を討つ決意を固めるところ。なお、この上演は我童の養父であった7代目片岡仁左衛門の13回忌追善興行であった。