C1.2.21 「風流発句合 大星由良之介」

絵師:五粽亭広貞
出版:嘉永2年(1849)
判型:中判錦絵3枚組
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-S0113-01

 C1.2.21~23は、「風流発句合(ほっくあわせ)」と題されたシリーズで、嘉永2年(1849)9月筑後芝居の『仮名手本忠臣蔵』に取材している。いずれも討入りの場面。

 21の由良之助は、2代目片岡我童で、左手に持った(がん)(どう)提灯(ちょうちん)をかざしている。龕燈の光に隣家が掲げる高張(たかはり)提灯が照らし出されている。

 図中に発句賛は次の通り。

 「松島やゆきのけしきやよもあらぢ なに(は)芦川」

関連記事
  • C1.2.22 「風流発句合 黒田貫左エ門 寺岡平右エ門」

    C1.2.22 「風流発句合 黒田貫左エ門 寺岡平右エ門」

    絵師:五粽亭広貞
    出版:嘉永2年(1849)...

  • C1.2.23 「風流発句合 中芝由之進 加藤与茂七」

    C1.2.23 「風流発句合 中芝由之進 加藤与茂七」

    絵師:五粽亭広貞
    出版:嘉永2年(1849)...