B2-14-03 東都高名会席尽 由良之介 注春亭

絵師:豊国〈3〉
出版:嘉永5年(1852)
判型:大判錦絵
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0309-02

 
 「東都高名会席尽」は、芝居の登場人物に扮した人気役者と江戸の料亭を組み合わせた60枚からなる揃物。役者は3代豊国が描き、コマ絵の料亭などを初代広重が描いている。本図は、4代目歌右衛門の由良之助で、料亭は下谷大音寺前、新吉原近くにあった駐春亭((ちゅうしゅんてい)田川屋)。この料亭は新吉原への行き帰りに寄る客が多く、(さぎ)料理で知られた。店名の「駐春」を「忠臣」にかけている。