カフェー

所蔵:立命館アート・リサーチセンター

資料番号:arcKDC006-023-026-005

素材:紙

分類:図案

 カフェーやバーのマッチ箱とたばこが描かれています。青いパッケージは「不二」、真ん中は「Air ship」、黄色いパッケージは「敷島」とどれも実際に販売されていたたばこが描かれています。1911(明治44)年、銀座に「カフェ・プランタン」が開業したことを皮切りに、カフェーやバーは大正期を通じてモダンな社交と芸術の香りを味わう場としてにぎわっていました。現在では一般的な紙巻きたばこですが、当時はキセルに代わって登場したハイカラな喫煙具でした。その煙草に火をつけるために使われたマッチは、店ごとに意匠をこらしたものが作られ、コレクションされることもありました。本図案は都市風景そのものを描いているわけではありませんが、モダンな都市文化の一端を表わしてます。

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