3.4.7.現代の劇評
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資料名:劇評 第9号
出版年:令和4(2022)年12月
所蔵:個人蔵近代以降、歌舞伎雑誌は劇評や舞台写真、上演記録を通して、歌舞伎を語り、記録する文化を支えてきた。その役割は長く雑誌『演劇界』によって担われていたが、同誌は2022年3月発売号を以て休刊した。
しかし、歌舞伎を批評し、記録する営みが失われたわけではない。現在では、「演劇界」の誌面内容のうち劇評部分を、歌舞伎関連の古書を扱う木挽堂書店が引き継ぎ、冊子『劇評』が刊行され、上演の記録や劇評の発表が続けられている。また、SNS上でも活発な議論が行われており、近年ではネタバレへの配慮から、内容に触れる部分を伏せて投稿できるサービス「ふせったー」などを活用しながら、多くの観客が感想や批評を発信している。
媒体の形は変化しても、舞台を観て語り、その価値を記録しようとする文化は、江戸時代の役者評判記以来、今日まで受け継がれているのである。(戸塚)
