3.3.1.5.スタジオ撮影ブロマイド
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上演:昭和4年(1929)5月 東京・明治座
外題:道成寺真似三面(どうじょうじまねてみつめん)
配役:狂言師右近〈6〉尾上 菊五郎
資料番号:shira-F03-018 所蔵:立命館ARC(白樺文庫)明治期に写真技術が発達すると、役者絵は次第に衰退し、役者の姿を伝えるメディアは実写の写真へと移行していった。しかし、初期の写真技術では、暗く動きのある実際の舞台を撮影することが難しく、主にスタジオでの撮影が行われていた。
現存する当時のブロマイドには、明治30年代後半から40年代前半にかけて屋外で撮影されたものや、明治末から大正初期にかけて制作された、上部に「松屋小間物店」の文字が入る絵はがきなどが見られる。これらは、浮世絵に代わる新たなファンアイテムとして流通していた。
本作は昭和初期に制作されたものであるが、裏面には「松竹写真部調製」の文字が見られる。こうした記載から、本作が松竹写真部によって制作された公式の役者写真であったことがわかる。(宮﨑・戸塚)
