3.3.1.6.舞台写真のブロマイド

上演:昭和4年(1929)5月 東京・明治座
外題:道成寺真似三面(どうじょうじまねてみつめん)
配役:狂言師右近〈6〉尾上 菊五郎
資料番号:shira-F03-016 所蔵:立命館ARC(白樺文庫)

 写真技術がさらに発達すると、スタジオでの撮影にとどまらず、実際の舞台上で撮影されたブロマイドも制作されるようになった。当時の写真の中には、上部に「明治座五月興行」などの興行情報が記されたものもあり、劇場での上演と直接結びついた実写写真が販売されていたことがわかる。

 技術の進歩によって、舞台の臨場感をそのまま写真として記録することが可能となり、役者の姿を伝える上演出版物としての役割は、浮世絵から写真へと引き継がれていった。(宮﨑・戸塚)

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