江戸時代の大衆文芸研究に大きな足跡を残した林美一氏のコレクション。林氏が大映京都撮影所の社員時代に京都で数多くの資料を収集された縁により、京都へ里帰りしたもので、約2,200点に上る稀有な林コレクションの特長は、後期江戸文学にあり、曲亭馬琴の読本や合巻、人情本といった古典文学と近代文学との間の橋渡しを果した文学資料を豊富に含んでいることです。特に、絵本・漫画など、絵とテキストを併せて鑑賞する文学形態を研究する上では、欠くことのできない資料群となっています。
江戸時代の大衆文芸研究に大きな足跡を残した林美一氏のコレクション。林氏が大映京都撮影所の社員時代に京都で数多くの資料を収集された縁により、京都へ里帰りしたもので、約2,200点に上る稀有な林コレクションの特長は、後期江戸文学にあり、曲亭馬琴の読本や合巻、人情本といった古典文学と近代文学との間の橋渡しを果した文学資料を豊富に含んでいることです。特に、絵本・漫画など、絵とテキストを併せて鑑賞する文学形態を研究する上では、欠くことのできない資料群となっています。