E 彦根城

彦根城は標高約136mの丘陵に築かれた平山城です。関ヶ原の戦いの後、徳川四天王の一人、井伊直正が近江18万石を与えられた。直正は築城計画を立てるも直後に死去した。家督を継いだ直継によって1603年から天下普請として築城が開始され、1606年に三重三階の天守が完成した。すべての工事が完成したのは1622年であり、20年に及ぶ大工事であった。幕末に至るまで井伊氏14代の居城となる。

天守は各階ごとに様々な様式が用いられて作られるなど外観を重視しており変化に富んだ美しい姿になっている。天守は国宝に指定されている。防御を強く意識しており鉄砲を撃つための壁の鉄砲穴は外からは見えないようになっていたり、階段の角度も62度ととても急になっている。

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