B6-02 清正、龍津の川辺に至る

巻4

清正は龍津というに着いた。対岸には朝鮮軍の旗が翻り、数百艘の船が見える。四日目に、対岸を見ると、水鳥が船の周りで遊んでいる。清正が、水練の得意な者に調べさせると、敵の陣中はもぬけの殻で、朝鮮軍はすでに撤退したあとであった。

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