B4-06A 明智左馬之助湖水渡り1

巻5

明智左馬之助光春は、味方が次々に討死するのを見て、討手の堀の軍勢の中にただ一騎で割り入り、琵琶湖の湖水の中に一文字に乗り入れる。堀の兵士たちがあれよあれよと眺める中、左馬之助は比叡おろしの風に雲龍の陣羽織をはためかせながら、馬を泳がせていく。その武勇と風流に感心した兵士たちは、「よいやよいや」と声をたてる。

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