B4-05 林半四郎討死

巻5

光秀たちは追ってきた堀是角の勢によって琵琶湖、打出の浜に追い詰められる。光秀の家臣、林半四郎は仁王の如き形相となり、野太刀で奮戦する。その勢いにおそれをなした堀の兵士たちは逃れようとするが、林は「きたなし、返せ」と叫ぶと野太刀を打ち捨て、「勇士の討死を見よや」と敵二人を抱えて湖水に飛び込んだ。その有様は実に恐ろしいものであった。

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