B1-09 堀尾茂助勇力

巻8

信長は稲葉山の斎藤龍興の城を攻めるが要塞堅固のため、なかなか戦いは決しない。藤吉郎は一計を案じ、城のからめ手から攻略しようと、わずかな手勢を連れて稲葉山に登る。途中、休息をとっていると、突然大きな猪が飛び出してきたが、猪を追ってきた若者が山刀でこれを仕留める。感心した藤吉郎が若者に名を問うと旧知の堀尾忠右衛門の息子、堀尾茂助吉晴であることがわかり、茂助は城のからめ手への道案内をして、藤吉郎を助け、ついに斎藤龍興の城を陥落させる。

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