B1-07 長短鎗試合

巻4

永禄3年の正月、信長は家臣たちに長い鎗と短い鎗はどちらが有利かと尋ねた。すると鎗術に詳しい上嶋主水は短い鎗であると答えたが、藤吉郎は長い鎗の方だと言う。そこで、鎗術を知らない足軽たちを長い鎗と短い鎗の二組に分けて試合をさせることになった。上嶋は足軽たちに鎗の調練をさせたが子供の遊びのようになってしまい、足軽たちを打ち叩き恨みをかう。一方、藤吉郎は足軽たちに酒飯をふるまうだけで鎗の稽古はさせなかった。試合では、藤吉郎の組がかけ声をあげて上嶋組を一気に攻め立てたので上嶋組は慌てて逃げ出してしまう。

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