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2010年6月17日

日本映像学会第36回大会

2010年5月29~31日に開催されました日本映像学会第36回大会(会場:日本大学芸術学部 江古田江キャンパス)にて、本拠点京都文化研究班より、大矢敦子が

江戸期の時空間イメージの利用 旧派映画の〈膝栗毛もの〉の成立―映画「弥次喜多 東海道中膝栗毛」(1919年、日活)及び関連作品を中心に―

のタイトルで発表を行いました。

2009年12月12日

日本映像学会関西支部 第58回研究会(大矢敦子)

日本映像学会関西支部第58回研究会にて発表を行いました。

日時:平成21年12月12日(土) 午後2時より
場所:立命館大学衣笠キャンパス 充光館B1F301教室

「映画と連鎖劇における評価体系の位相」                                       立命館大学大学院 大矢敦子会員 
概要:大正初期、日本の主要都市の興行街で流行した映画と連鎖劇は、そこに集う人々に絶大な人気を持って受け入れられていた。しかし観客は単に「目新しさ」に代表される見世物性にのみ心を奪われていたのだろうか。そういった観客だけでなく、それまでの各種演劇における俳優の演技に対する評価や、物語の進行におけるリズム感などへの評価とともに、明治末期に現れた映画における評価体系にも沿って、連鎖劇の持つ映画と演劇のメディアミックスの要素を多分に吸収していったと考えられる。今回は、こうした評価体系の位相を、「興行」という視点を加えて分析することで、当時の観客による映画及び連鎖劇の評価における流れの一端を捉えることを試みたい。 

詳細は以下URL参照                                           http://www.art.nihon-u.ac.jp/jasias/newskansai.html

2009年11月20日

Presentation at C.V.Starr East Asian Library at Columbia University(by Atsuko Oya)

 ITP派遣期間中、コロンビア大学東亜図書館にて「A Survey of Non-film Materials in the Makino Mamoru Collection」のタイトルで発表を行いました (大矢)PB202685.JPGのサムネール画像 同館所有資料のデジタル化・データ共有化について、図書館の方から様々な意見や可能性を御指摘いただきました。                                                    会を開催くださったMs. Ria Koopmans-de Bruijn, 協力いただきましたDr. Beth Katzoff, Dr. Sachie Noguchi にお礼申し上げます。

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2009年6月 9日

京都学 前衛都市・モダニズムの京都展

京都国立近代美術館で開催中の「京都新聞創刊130年記念 京都学 前衛都市 モダニズムの京都展 1895-1930」に、本プロジェクトより、マキノ映画に関する資料(雑誌・ポスター・牧野省三着用スーツなど)を出展しています。ぜひ、お誘い合わせのうえ、お出かけください。

なお、上記開催に合わせまして、シンポジウム・特別上映会・講演会が開催されます。会場はイベントによって、京近美と京都文化博物館になります。お間違いのないようにお願いいたします。

京都国立近代美術館 www.momak.go.jp/

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2009年5月30日

日本映像学会

名古屋大学で開催されました、第35回日本映像学会にで、本プロジェクトよりRA1名が研究発表を行いました。

発表者:大矢敦子(本学大学院文学研究科博士後期課程、京都文化研究班RAⅠ種)

タイトル:「映画興行における実演と連鎖劇-浅草 遊楽館の事例を中心に-」

概要:大正4年から大正5年にかけて、浅草 遊楽館で行われた日活京都は俳優陣による、松之助映画作品を使用した連鎖劇の興行と、連鎖劇俳優として活躍した坂東左門による、松之助映画作品を使用した連鎖劇興行の事例を取り上げ、映画館で行われた連鎖劇興行の意味と役割について考察する。

 →質疑応答では、ワダ・ミツヨ・マルシアーノ先生、佐伯知紀氏より質問いただきました。映画興行の中での連鎖劇興行が、それまでの演劇史・映画史の中でとらえたとき、どういった新たな知見が見いだせるかについては、今後発表予定の論考にて、考察を深めたいと思います。

大会HP www.jasias-chubu.org/35/

2009年4月24日

2009年度活動計画

本研究プロジェクトは昨年度に引き続き、「近代京都における映画文化とそのアーカイブス」をテーマに活動を行っています。今年度は、主に昨年度までに蓄積された基礎データを用いたデータベースの作成、公開を目指します。

まず、本プロジェクトの目的は、主に以下4点の教育研究活動を通して、近代京都における映画文化の歴史や様相を明らかにし、そのプロセスと結果を通して映画文化のアーカイブ活動の実践と拠点を形成することにあります。

1)ARCプロジェクト型研究でおこなってきた学術フロンティアでのマキノ映画研究、オープン・リサーチでの京都映画デジタル復元、COEでの初期映画ならびに大映京都映画研究、の各主題と方法論の深化。

2)上記1)の活動を通してアーカイブした文化資源・蓄積データ(静止画、動画)について、デジタル・ヒューマニティーズの観点から研究資料としての公開手法を研究。

3)マキノ映画や大映作品を主な対象とし、京都で制作された映画にみられる京都・日本表象の生成・受容について、ビジュアル・スタディーズや歴史学・社会学的観点から研究。

4)日本における初期映画の生成・受容様態と、映画前史メディア(錦絵・挿絵・幻燈・絵葉書・地図等)との比較研究。

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2009年4月24日

2008年度研究成果

本研究プロジェクトでは「近代京都における映画文化とそのアーカイブス」のテーマで以下の活動を行いました。

(a) メンバー
【事業推進担当者】冨田美香(立命館大学文学研究科准教授)
【RA】大矢敦子(立命館大学大学院文学研究科博士後期課程)
上田学(立命館大学大学院文学研究科博士後期課程)

(b) 研究目的
本プロジェクトでは、主に以下4点の研究を行ない、近代京都における映画文化の歴史や様相を明らかにするとともに、映画文化のアーカイブ活動の実践と拠点形成を目的にしている。
1)事業推進者がARCプロジェクト型研究でおこなってきた学術フロンティアでのマキノ映画研究、オープン・リサーチでの京都映画デジタル復元、COEでの初期映画ならびに大映京都映画研究、の各主題と方法論を深化させる。
2)上記1)の活動を通してアーカイブした文化資源・蓄積データ(静止画、動画)について、デジタル・ヒューマニティーズの観点から研究資料としての公開手法を研究する。
3)マキノ映画や大映作品を主な対象とし、京都で制作された映画にみられる京都・日本表象の生成・受容について、ビジュアル・スタディーズや歴史学・社会学的観点から研究する。
4)日本における初期映画の生成・受容様態と、映画前史メディア(錦絵・挿絵・幻燈・絵葉書・地図等)との比較研究。

(c) 本年度の成果 
08年度は、上記4点の目的に対して、それぞれ以下の成果をあげた。

1―a)マキノ映画のデジタル復元『学生三代記』の映写映像比較研究と復元報告シンポジウムの開催(デジタル復元に関する技術的調査、シンポジウム、報告書作成)。
1―b)マキノ雅広生誕100年・京都映画100年記念『マキノ映画の軌跡』展の企画運営(主催:京都映画祭、立命館大学アート・リサーチセンター。於:祇園会館)
1―c)シンポジウム「マキノ映画100年」パネリスト(主催:京都映画祭、於:京都造形芸術大学)
2)新京極映画館資料や映画人インタビュー映像等、蓄積データの整理・公開準備と、他の研究プロジェクトとの関連付けの検討。
3) 「日活京都撮影所運動会」フィルムのデジタル化と図像研究。
4―a) パテ・ベビーフィルムの収集と調査。
4―b) 「京都日出新聞」掲載記事に基づく京都興行街調査。

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