べんがらぐま
初世市川団十郎の工夫で、いわゆる荒事「暫」(元禄暫)の隈取の通称。 鎌倉権五郎役の、手足とともに顔面全部を紅殻絵の具で真赤に塗りつぶすので、この名称がでた。荒事隈の最初のもので、筋隈の工夫される前のものである。