蔵衣裳

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くらいしょう


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歌舞伎

舞台で俳優の着る衣裳は、江戸時代には俳優自身が給金のうちから調えるのが原則であった。しかし、これでは下廻り俳優たちは経済的負担に堪えられない。そこで座元側(興行師側)では、蔵衣裳という制度を作り、品目を定めてこれらの俳優に貸し与えた。公家装束、並び大名の着る大紋、官女の十二単衣や緋袴、捕手や軍兵の衣裳などで、いずれも粗末なものが多かったが、これら は劇場の衣裳蔵に保管してあった。 現在では衣裳はすべて興行師側の負担となっているので、蔵衣裳の制度は存在しない。