いちかわだんぞう
総合
歌舞伎
定紋結びかしわ。屋号三河屋。
初世市川団十郎の門弟で、元禄十一年(1698)市川団蔵を名乗ったのが初世で荒事適役の名人。
五世
天明八年-弘化二年(1788-1845)
四世の養子で風采はよくなかったが技芸に優れ、科白、扮装の誇張をきらい、渋団と称された化政から天保(十九世紀前半)へかけての名人。
七世
明治期の実悪の名優で、七世市川団十郎と四世市川小団次の芸統をつぎ、いわゆる団蔵型を残した。仁木は日本一と絶讃された。
八世
七世の長男。明治十五年生れ。
中村吉右衛門劇団の古老で、老役(ふけやく)としては貴重な存在。