寿曽我対面

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ことぶきそがのたいめん


総合


歌舞伎

江戸劇壇においては、享保期以後、曾我狂言は正月には必ず出さねばならないものとされていた。その中で、曾我兄弟と工藤とが対面する場面が、独立洗錬されて残ったもの。 筋は兄弟と対面した工藤が、富士の巻狩の狩場の切手を与え、仇を討たれることを約して別れるという簡単なものである。けれども五郎の荒事と十郎の和事との調和、朝比奈の独得なモサ言葉、五郎のつらね、虎・少将等女形の絢爛豪華さ、それに節々に描き出される絵画的・彫刻的な見得の美しさ等、その演出は、典型的な歌舞伎の様式美にあふれている。