通天橋

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つうてんきょう


画題

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解説

東洋画題綜覧

京都の名刹東福寺の法堂と昭堂との間を流れる渓澗を跨いで架した橋、東福寺の地は東に恵日山を負ひ、平地に臨み、清泉その間を流れ渓の雨辺は悉く楓樹の林で幽邃を極め殊に秋の紅葉季節が美しい、渓を洗玉澗といひ、その上に高く架したのが通天橋で、低いのが臥雲橋である、通天橋から俯瞰した景色と通天橋を仰いで眺むる風致特に絶佳を極む、伝へ言ふ寺後の渓澗深邃にして祖堂と隔つているので普明国師此の橋を架したといふ、慶長二年豊臣秀吉が修理を加へ、軒には普明国師の筆になる通天の額を掲げている。

     通天橋     頼山陽

橋底停車酒半醺、仰看霜樹乱紛々、豪来郤上玉竜背、踏過一渓紅錦雲。

上方山瞑宿禽喧、澗底紅楓照酒尊、非有鐘声相報道、何縁知得是黄昏。

通天橋を画いた作

中堂長陽筆  第十五回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)