東福寺

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とうふくじ


画題

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解説

画題辞典

東福寺は洛東伏見街道の傍にあり、臨済宗五山の一にして、開基は聖一国師、願主に関白九条道家なり、建長七年の建立にして寺域五万九千坪あり、堂塔魏然壮観を極めしが明治初年火災あり、伽藍の大半を烏有に帰せり、有名なる通天橋は南北に架し橋下洗玉澗あり紅葉の勝地として名高し。

雪舟筆東福寺伽藍図は国宝なり、通天橋の紅葉は京名勝として四条派其他の画家の図する所多し。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

東福寺は臨済宗の一本山にして、京都五山の一、京都市下京区本町にある、慧日山と号す、嘉禎二年藤原道長の創立にかゝり、建長七年落成し聖一国師を開山とする、その東漏と称する所以は奈良の東大、興福二寺の各一字を取つたものである、文永二年、藤原実経、四十四荘を寄附し、弘安二年、北条時宗、加賀能坂荘を寄進し、貞和三年藤原経道仏殿を起す、後、足利義持、豊臣秀吉、徳川家光等、修覆を加へしも、明治十四年失火し、その大部分を烏有に帰した、彼の楓樹を以て有名なる通天橋は、寺域にあつて美観を極む。  (仏教辞林)

つうてんきょう「通天橋」の項参照。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)