梅雨小袖昔八丈

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つゆこそでむかしはちじょう


総合


歌舞伎

噺家三世春錦亭柳橋の得意とした白子屋政談を、河竹黙阿弥が劇化、明治六年に初演。通称「髪結新三」。 白子屋の娘お熊と手代忠七の恋が、持参金附の聟をとるために成立しがたいことを知った新三は、二人に駈落ちをすすめ、途中でお熊を奪う。弥太五郎源七は、これを聞いて新三にかけ合うが、かえって新三にはずかしめられ、後に新三を殺すことになる。 第二幕の新三内の場で、家主に油をしぼられ、ついにはお熊を返した上に、身代金として受取った三十両を、なんのかのと十三両にされ、鰹の片身まで持って行かれるおかしみは、豊かな江戸情緒と共にすぐれた描写だ。五、六よ尾上菊五郎から八世尾上松緑にと、音羽屋の出し物となっている。