マキノ・プロジェクトIIについて

   

マキノプロジェクトII

牧野省三紹介

マキノ映画紹介

プロジェクト連絡先

 
 
マキノ・プロジェクトの活動は、日本映画の基盤を築きあげたといえる一大映画集団・マキノ映画とその文化に関する総合的な研究とアーカイヴ活動を目標に、立命館大学アート・リサーチセンターにおいて2000年に開始しました。

 この映画集団“マキノ”とは、日本映画の父と称される牧野省三が1919年に設立した「ミカド商会」に端を発し、その後「牧野教育映画製作所」や「マキノ映画」「マキノプロダクション」といった名称で、京都・洛西地域の等持院撮影所や御室撮影所を拠点に牧野ファミリーを核として展開した独立プロ活動とその集団を意味します。彼らの活動は、省三の長男マキノ正博が太秦に設立したマキノ・トーキー(現・松竹京都映画撮影所)に到るまで、18年間にわたる巨大な軌跡を描き、数多の映画人を輩出し、京都を日本のハリウッドへと変貌させる原動力となりました。

 マキノ・プロジェクトIIでは、このマキノ映画文化について、第一期マキノ・プロジェクト(2000.04-2003.03)で行った活動史や作品データ、マキノ映画人、京都映画史などの調査・アーカイヴ活動をさらに推進するとともに、現存するテキストおよび写真・図版などの画像情報をもとに、失われた映画作品のイメージの様相を復元し、その復元像を通して表象と人間の問題を、映画史、社会学、文学史等の諸領域からの考察を試みます。









 

マキノ等持院撮影所
マキノ等持院撮影所
(1921-1925年)

 

Copyright (c) 2003, Makino Project, Art Research Center, Ritsumeikan University
更新:2003/12/15 M.TOMITA