D1-1 『金時一代記』
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資料名 : 『金時一代記』
作者 :
員数・装丁・判型 : 中本五冊
年代 : 天明年間(1781~1789年)頃
資料番号 : hayBK03-0285本書は、書名からもわかるように四天王の一人坂田公時の一代記として描かれているが、頼光と四天王に関わる説話全体を描いている。山姥に育てられ、足柄山で獣らと過す怪童丸を見いだす頼光と季武。一条戻り橋で鬼に襲われ腕を斬る渡辺綱とその後腕を叔母に化けて取返しにきた鬼。病に伏す頼光の御悩の原因となる土蜘蛛を退治する四天王。人攫いで都の人々を悩ます酒呑童子退治と鬼の首を斬り落として都に凱旋する頼光・四天王。市原野で牛の皮に隠れて頼光の命を狙う鬼童丸退治。これに加えて、藤壺の怨霊、平将門の遺児将軍太郎にも金時が絡んでいる。なお、本書の元になった同題名の黒本も数多く残っており、頼光伝説を知る草双紙の定番作品であった。(A)