-
-
京都ニュース 開かれた市政をめざして 京都市広報室 平成4年の幕開けにかかる、田辺朋之京都市長。 田辺)えー私は、市長に就任いたしまして以来、一つは開かれた市政を、一つは健康を、京都市の市政の柱として、今日まで進めて参りました。開かれた市政というのは、市民にわかり易い市政を行うということでございます。また、私たちが持っておる情報を市民に提供して、同じグラウンドで京都市の発展のために力を合わせて行こうと、こういうふうな考え方でございますが、幸いにも、昨年公文書公開条例が認められまして、本年度はいよいよ公文書の公開をやっていくという年になってまいりました。今日、人生80年時代を迎えて参りました。これは個人的な健康の問題もございますけれども、社会としてもです、この健康を大事にしていくような風土を、これから作って行くことになります。昨年の、11月に、京都市健康都市構想に基づきました、ご提言をいただいたわけでございます。ご存じのように、京都市の健康都市構想は、人間を主体にした、健康を物差しにした、政策をですね、市民と一体になって進めて行くと、こういうことでございます。このことにつきましては今後、市民の意見も十分いただきながら、成熟したまちの舞台をですね、これから作っていく。そこで市民が、舞うような、そういうふうなまちづくりをこれから進めて行きたいと考えております。いよいよ二年後に平安建都1200年の歴史的な日を我々は迎えることになります。794年に、山背国、山を背負ったこの地域に、都が打ち立てられたわけでございますけれども、その美しい、自然環境、あるいは、歴史的環境のなかにですね、今日日本人の心の古里と言われるような、京都の極めて個性のある、魅力的な街がこんにちまで栄悦して続いてまいりました。これは、私たちの先陣がですね、幾多の戦火にも遭いながら、力を合わせて、京都の文化を芸し、創造して参られたわけでございます。私たちはたまたまこの...... 田辺市政は、人を主役に、魅力と個性あふれるまちづくりを進めてまいります。
開かれた市政をめざして(232-3)