鴨川東岸線が開通(222-4)

京都ニュース 鴨川東岸線が開通 京都市広報室 70年余りにわたって、鴨川沿いを走り続けた京阪電車。交通渋滞を解消するため、昭和62年5月、東福寺三条間が地下化されました。その軌道跡地に総事業費およそ20億円、5年の歳月をかけた都市計画道路、鴨川東岸線が完成しました。塩小路冷泉通り間3.3kmの道路は、4車線の車道の他、ガス灯を思わせる街灯や、暗渠となった疏水への郷愁を満たすせせらぎなどを設け、うるおいと安らぎのある三択路となっています。5月8日の開通式には、周辺の住民の皆さんをはじめ、工事関係者など、多数が出席。田辺市長は、鴨川東岸線の開通は京都産業の発展と、市民生活の向上に大きく貢献する、と、力強く挨拶。喜びのテープカットが行われました。出町柳から塩小路まで、都心部を南北に貫く、太いパイプとなった、鴨川東岸線。将来は都市高速道路として、計画が進んでいる、新十条通まで、さらに南へ延びる予定です。京都市では、今後も保存と開発の調和のとれた、住みよいまちづくりを目指し、道路網整理を積極的に進めていきます。