火事のないまちへ―19年連続火災減少(132-1)
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京都ニュース 火事のないまちへ-19年連続火災減少- 京都市広報課 窓から噴き出す煙。恐ろしいビル火災に備えて、避難訓練が行われています。はしご車も出動して、逃げ遅れた人々を救助。ビル火災から身を守るためには、何よりも避難経路をよく覚えておくことが大切です。町内ぐるみで防火の備えを。住宅街では、奥さん方総出の消火訓練。火事は最初の5分間。初期消火が大切です。皆さんのお宅に消火器は備わっていますか?使い方はご存じですか?でも、火事を出さないことが第一ですね。 京の東の端、伏見区陀羅谷。みんなで7世帯。醍醐の消防出張所からでも、車で40分かかります。昼間は少ない男手、こんなところで火事が起これば大変と、婦人消防隊が結成されました。動力ポンプの操作も手慣れたもの。放水もこんなに立派にやってのけます。力強い地域防火の担い手、婦人消防隊は、広河原、水尾など、7か所にも作られています。 19年連続火災減少達成。市民の皆さんの防火へのたゆまぬ努力が、この大記録を生み出しました。今ここに繰り広げられる、出初式の分列行進。市民の自衛消防隊、婦人消防隊も参加。火事は減っているのに、増え続ける焼死者。かけがえのない人命を火災から守るために、そして、20年連続火災減少を目指して、厳しい訓練が続けられているのです。町ぐるみ、職場ぐるみで、火事のないまちづくりを。京都の消防は、市民の皆さんとともに、力強い備えを固めているのです。