空き缶条例が成立ー京都市―(171-2)

「京都ニュース 空き缶条例が成立 ─京都市─ 京都市広報課」 先ごろ京都市は自治83周年を迎えました。理想の京都を市民の皆さんと共に。式典で挨拶を述べる今川市長。 スピーチ)また、このたび市議会でご承認いただきました、空き缶条例を実効あるものとすることを始め、市民の皆様が毎日の生活の中で潤いと創造の喜び... 思えば、わたくしたちの先人はいつの時代でもより良い京都を築くために努力を重ねてきました。しかし最近、周辺部の観光地や行楽地だけでなく、市街地まで空き缶などが散乱し、町を汚しています。これではせっかくの景観や環境も台無しです。空き缶は焼却しても燃え残り、処理はなかなか大変。費用もバカにならない厄介ものです。市内で販売される缶は1年で1億3500万個。空き缶条例制定の声が市民の皆さんから熱烈に盛り上がってきました。今川市長は、市民のみなさんの熱意を原動力に、市議会に提案する決意を表明。多くの観光客や行楽客で賑わう左京区の大原と右京区の清滝川・保津峡。ここでは、事業者と共同で、有効な散乱防止方法を開発するための実験も行っています。全国で初めての空き缶条例が9月市会で可決。この条例ではいろいろな飲料容器のうち、特に散乱を防止する必要のあるものを指定容器とします。そして、散乱を防止する必要がある区域を散乱防止重点区域とし、ここでは市と事業者などが共同して啓発や回収に努めます。また、自動販売機は届出制とし、回収容器の設置などを義務付けるとともに、回収された指定容器を再資源化するための促進センターを建設することとなっています。市民の皆さんの熱烈な盛り上がりによって制定された空き缶条例。京都市では、来年4月実施をめざし、総合施策などの具体化を積極的に進めていきます。清潔で住みよい街を市民みんなで作っていきましょう。