野外教育センター奥志摩―(170-3)

「京都ニュース 野外教育センター ─奥志摩─ 京都市広報課」 大自然の中にこだまする子どもたちの明るい笑い声。京都市野外教育センター奥志摩みさきの家が、太平洋を望む三重県大王町にオープンしました。変化に富んだ周りの自然。海のない京都の子ども達にとって何より楽しいのが磯遊びです。見るもの、触れるものすべてが新鮮な驚き。ヤドカリやフナムシに歓声が上がります。日頃は包丁なんて持ったことがない子どもたちも、慣れない手つきでご飯の支度。出来上がったお料理の味は。少し水くさいおかずも、おこげのご飯も、ここでは素晴らしいごちそうです。夜ともなれば、街中では見られない満天の星。校長先生扮する火の神様の点火で、キャンプファイヤーが始まります。歌やゲームで過ごす楽しいひと時。時の経つのも忘れてしまいそう。 環境音)「今日の日はさようなら」 さっきまで騒いでいた子どもたちも、揃って心地よさそうな寝息を立てています。この京都市野外教育センター奥志摩みさきの家は、4月から11月まで、市内の小中学校や高等学校、そして少年団体が利用できます。磯遊びや山でのオリエンテーリングなど、普段街の生活では味わえない経験の中から多くのことを学ぶ子どもたち。自然との触れ合いや仲間との共同生活は、きっと素晴らしい思い出の一ページになることでしょう。