-
-
「京都ニュース 市民のくらしを守る ─昭和51年度京都市予算─ 京都市広報課」 51年度 京都市予算 総額4,592億円 総額4,592億円。京都市の昭和51年度予算がスタートしました。市議会で舩橋市長は、京都市の財政は苦しいが、経費を極力節減して市民の皆さんの暮らしを守っていきたい、とその決意を述べました。 重点目標 (1) 福祉の充実 (2) 住みよい都市環境づくりと郷土産業の振興 (3) 教育・文化・スポーツの向上 予算の柱は福祉の充実、住みよい都市環境づくりと郷土産業の振興、教育・文化・スポーツの向上。厳しい財政事情でも、新しい事業が盛り込まれています。市民の健康を守る公害センターの建設。増え続けるゴミに対しては、地元の皆さんのご協力を得て、新たに東部清掃工場の建設。150万市民の台所、中央卸売市場第1市場も、10か年計画で抜本的な整備が進められます。身体障害者リハビリセンターも、いよいよこの春工事に着手。病院や機能訓練室、体育館などを備え、障害者の皆さんの福祉の拠点となるのです。清潔なまちづくりはなんといっても下水道づくりから。総事業費1,300億円の新5か年計画をスタートさせました。地下鉄烏丸線、一条工区。工事はこんなに進んでいます。そのほか、京都駅前の再開発、京阪電車の地下化など、新しいまちづくりにも力を入れています。うちが欲しい。まだまだ多い市民の皆さんの声。公営住宅づくりは1,100戸。子供たちのために学校づくりや教育の充実にも全力をあげます。お母さんの要望に応えて、保育所は2,010人の増加、これでおよそ19,000人の定員となります。お年寄りも若者も子供たちも、そして全ての市民の皆さんが安心して暮らせる街。そんな生き生きとした市民の街を目指して、京都市政は進められます。 総額 4,592億円 一般会計 2,165億円 特別会計 815億円 公営企業会計 1,612億円 かつてない地方財政の危機の中、市民の皆さんのご協力を得て編成された京都市予算。ここに、地方自治と暮らしを守る決意が込められているのです。
市民のくらしを守る―昭和51年度京都市予算ー(139-4)