山陰線高架工事急ピッチ!(136-3)
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「京都ニュース 山陰線高架工事急ピッチ! 京都市広報課」 着々と進む、国鉄山陰本線高架工事。京都市が総工費67億円をかけて、47年5月から続けています。今、高架工事が進められているのは、京都駅と二条駅の間、およそ3.2キロ。山陰線と交差する四条通、五条通、それに七条通などの幹線道路では、列車が通るたびに踏み切り待ちの車が数珠つなぎ。でも、ここが高架になれば、すべて立体交差となるのです。先ごろ、主要幹線道路と立体交差にするため、橋桁をかける工事が、ここ四条通を皮切りに相次いで行われました。一本80tというコンクリート製の橋桁を、120tの巨大なクレーン2台で吊り上げるという、大変な作業。高架工事最大の山場です。交通量の少ない真夜中に行われたこの工事。明け方の一番列車が通るころには、道路をまたぐ雄大な高架橋が姿を見せました。こうして、京都市民の長年の願いであった山陰線高架が実現しようとしているのです。残された工事も急ピッチで進められています。来年春には、この上を列車が走ります。やがて始まる京阪電鉄の地下化工事と合わせて、京都の道路交通は、今、新しく生まれ変わろうとしているのです。