福祉の風土づくり(127-4)
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京都ニュース 福祉の風土づくり 京都市広報課 おはよう!バスがやってきました。むくの木学園行きです。心身に障がいを持つ子どもたちにも楽しい保育所を。お父さんお母さんの強い要望が実り、知恵遅れの子どもたちの通園施設が、知恩院境内にできました。今まで家に閉じこもっていた子どもたちも楽しそう。先生も優しいよ。お絵描きも面白い。お友達もいっぱいできました。さようなら、また明日ね。大きな声が風と一緒に消えました。 和光寮が生まれ変わりました。改築に要した経費、2億6000万円。今までの救護施設としての役割を終えて、精神薄弱者の人たちの更生施設として出発したのです。まだまだ冷たい社会の風。人間は誰でもみんな市民として生きる権利を持っているのです。 すべての人々に働く喜びと望みを。精神薄弱者の人たちが自活できるよう、仕事の訓練を。のぞみ学園は、そんな願いで伏見区深草につくられました。 温かい思いやりを忘れがちな世の中。ハンディキャップを持つ人たちは、ともすれば社会から取り残されます。京都のまちを、人間みんながのびのびと活動できるまちにつくりかえていかなければなりません。福祉の風土づくりを市民ぐるみで育てましょう。