衣笠―宇多野観光道路完成(立命館大学グラウンド前)(55-7)

「京都1961年 衣笠-宇多野観光道路完成 京都市広報課」大型バスが通るといっぱいになってしまう狭い道路。これが、今までの一条通でした。洛西、洛北の名所を訪ねる観光バスも、気兼ねしてスロー運転。そこで、これを緩和しようと、今度、金閣寺から御室仁和寺を結ぶ観光道路の衣笠-宇多野線が出来上がりました。この道路は、沿線に金閣寺、龍安寺、仁和寺、等持院などの史跡・名勝を持ち、また、西大路通と二級国道、京都-小浜とを結ぶ、延長2.2キロ、幅10メートルの主要幹線道路で、30年度から道路改良継続事業として、工費およそ1億円で着工したものです。その完工式が、11月15日朝、立命大グラウンド横で行われました。高山市長はじめ、地元代表ら関係者が集まって、北野神社の神官によるお祓いのあと、高山市長が紅白のテープを切り、ここに6年ぶりの完成を祝いました。この開通によって、この方面の交通が円滑になるばかりでなく、市内西北部の文化・観光・産業などに、大きな役割を果たすことになりました。