京のまちを美しく「橋下住人」引っ越しおわる(73-1)

「京都ニュース 京のまちを美しく 「橋下住人」引っ越しおわる 京都市広報課」 鴨川は、京都盆地をめぐる山並みとともに京都の美しさを代表しています。この鴨川に架かっている橋は全部で25。その1つ1つが古い都にふさわしい形と色彩で、京のよさを盛り上げています。しかしせっかくのこの景色も、橋下の居住者のために台無しの状態です。もともと、瓦や堤防に住居を作ることは法律で禁止されているばかりでなく、増水の時に大変危険ですが、橋下の居住者は全部で160世帯400人。観光京都の恥だ、見苦しい、という批判の声が市民をはじめ観光客から強く出ていました。市では、今年の春から、オリンピックを機会に橋下居住者をなくそうと交渉を繰り返し、行き先のない老人には養老施設への斡旋も行いました。 「そうですね、私も橋下へ来て10年。まあ自慢にもならん話ですけどね。まあ、...毎日子どもの顔見たら、非常にかわいそうだと。また、我々も早く1人前の生活したいと、まあ...」  橋下の居住者も、これを機会に立ち直ろうという積極的な意欲を見せ、立ち退きの話が次々に成立。9月末には全部の引越しが終わりました。後には、再び人が住み着くことのないよう柵を張り巡らしました。これで、鴨川の橋下問題はやっと解決しました。しかし、京都の良さ、美しさを守るためには、まだまだ多くの問題が残っているのではないでしょうか。