まちづくり進む(97-3)
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「京都ニュース まちづくり進む 京都市広報課」建設の年、1969年。今年も京都市は人間を大事にする行政を進めていきます。交通事故から市民の命を守る道づくりも急ピッチ。鴨川の東、今出川通と疎水の間を結ぶ鴨東線。山陰線と丸太町通を跨ぐ双ヶ岡立体交差は3月末に完成。京都市の周辺部を結ぶ外環状線、伏見の観月橋から枚方バイパスを通って京阪国道を結ぶ3キロの延長工事も着工。来年3月の万国博には間に合わせようと急いでいます。これが完成すれば、京都市内の通過交通は緩和されることでしょう。牛の解体から卸しまで一貫して行う食肉センター。建物面積8000㎡、一日に牛330頭、豚300頭を処理できます。青少年科学センターの工事も着々進んでいます。天文台やプラネタリウム、実験室、工作室など自然科学を学習する施設がたくさんあり、5月には皆さんをお迎えすることができます。人口の増えてきた周辺部では、小学校、中学校の分校作りも盛ん。右京区の大枝・大原野。新しい町づくりの1番バッター・洛西ニュータウン。富井市長も、市民の暮らしを第一にと積極的に取り組んでいます。緑の自然に囲まれた丘陵地帯。自然美と調和した人口4万4000の新しい街が出来上がります。歩行者専用の道路、ここにも人間を大事にということが活かされています。学校・公園・ショッピングセンター・病院などの揃った本格的なニュータウンの完成が待たれます。大枝・大原野地区に続いて、京都市全体の街づくり計画もこの春には発表される予定です。あすの京都を住みよい街にと、建設は急ピッチで進んでいます。