師走のまちから(96-1)

「京都ニュース 師走のまちから 京都市広報課」今年も残すところあとわずか。街路樹の枝はらいが始まると、木枯らしの冷たさが身に沁みてきます。失われゆく京の味を守って、上賀茂のすぐきも、師走になると取り入れ、漬け込みに大わらわ。最近、また注連縄をする家が増えてきました。ここ北白川の農家でもお正月が作られていきます。こちらは柚子の本場、右京区水尾。その風味は"ゆう"の呼び名で京都の人々に親しまれています。お正月用の出荷で、猫の手も借りたいほど。お隣の越畑では新しい農業として、温室でシクラメンの花作り。赤、白、ピンクとカラーでお見せできないのが残念。繁華街は人、人、人。ボーナスも出揃ってなんとなく顔もほころんできますが。商店街もお客の懐を狙って大売り出し。お正月を迎える準備も整って。慌ただしい年の瀬にはついうっかりしがちなもの。お宅の暖房器具は大丈夫ですか。消防局では年末の火災を減らそうと暖房器具の出張点検。市内の消防署でも、いつでもご相談をお受けしています。警察の歳末一斉警戒も始まりました。忘年会でちょっと一杯も結構ですが、飲酒運転はいけません。事故を無くするのは貴方の心掛け一つです。余すところ僅かで今年も過ぎ去ろうとしています。十分気を付けて、家族みんなで楽しいお正月を迎えましょう。