へき地の声みのる(92-1)
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「京都ニュース へき地の「声」みのる 京都市広報課」京都市は広い。大阪の3倍の広さがある京都。市の真ん中から山あいのこのあたりまでは、車で1時間。公害や交通戦争も押し寄せていない。しかし、毎日の暮らしには悩みはいっぱい。道路のこと、学校のこと、水道のこと。ともすると忘れられがちな周辺部。昨年から、市長と市民の集いが、周辺部でも持たれてきました。ここで出された、お母さんや子どもたちのいろんな希望。その昔、義経が修行したという鞍馬にも、地元の皆さんのご協力で、新しい診療所が生まれました。内科、小児科に、歯科までそろってます。へき地の生徒や父兄の悩みは、学校が遠いこと。千本北大路に、へき地高校生寮が完成。若い人向きにと、カロリーもよく考えて。家庭を離れている子どもたちが頼りにするのは、寮母さん。優しい中に、ちょっぴり厳しさも。面会に来たお母さんも、これなら安心と大喜び。家も違い、学校も違う若者たちが、この共同生活の中から、よき社会人として成長することが期待されます。