芸術の秋(78-4)

「京都ニュース 芸術の秋 京都市広報課」爽やかな秋。暑い夏を水遊びに熱中した子ども達にも自然と絵心が浮かぶのでしょうか。展覧会シーズンに備え、大家達も作品の仕上げに大わらわです。大作に取り組む日本画の上村松篁先生。壺の絵付けに余念がない近藤雄三先生。さすがに京は美術の都。市民の創作熱もまた盛んです。7つの会場にわたって開かれる市民美術アトリエはいつも超満員。人体に取り組むグループ。静物のデッサンに励む日本画の教室。人物に精出す洋画のクラス。他に彫刻・銅版画などの教室もあって、いずれも一流の先生方が指導に当たっています。また、美術館では子どものアトリエを開設。かわいい天才たちが、のびのびとピカソばりの絵筆をふるっています。小学校でも写生の時間は楽しい時間です。京の美術の伝統は、やがてこの子ども達に引き継がれ、ますます発展してゆくことでしょう。秋はまた、音楽のシーズン。京都会館では色々な音楽会が目白押しの盛況です。9月から12月にかけての京都会館秋の音楽シリーズも今年で4回目。京響がそのオープニングを飾りました。京の新しい伝統を担う京都市交響楽団に、市民みんなで力強い拍手を送りましょう。

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