火災のないまちに~7年連続火災減少をめざして(60-4)
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火災のないまちに ちょっとした油断のために楽しいすまいがこの有様です。火災の原因を調べ二度と同じ不幸がおこらないようにするため消防職員が現場検証をします。しかし、なんといっても火災がおきてからではもう遅い。予防が一番だと市の消防局では各家庭の防火診断を行い火災の原因を取り除くのに大きな効果をあげています。また、職場工場などでは防火責任者が自主的に防火点検を進めています。自衛消防団も訓練を繰り返しおこなっています。こうして京都市は昨年末6年連続火災減少という大都市としては世界的に珍しい記録を打ち立てました。そして今年もさらに7年連続火災減少を目指して各町内には防火委員会が結成され消火器の扱い方などの講習会が次々に開かれています。相次ぐ重要文化財の焼失を防ぐため市観光局を中心に警察消防などで文化財防災対策連絡会が結成されまた高校生の自発的な消防パトロールも行われています。万一に備えての消防訓練。これは京都市消防局に新しく加わったスノーケル車です。この車は高層ビルの消火と人命救助に威力を発揮します。消防職員はこうして日夜火災と取り組んでいますが、無火災都市京都とは全市民一人一人の努力で築かれるものです。毎日の生活の中で火を正しく取り扱い火災の原因を追放しましょう。7年連続火災減少を目指して。