四条大橋高欄新設計決まる(73-2)
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「京都ニュース 四条大橋高欄 新設計きまる 京都市広報課」四条大橋は第2次世界大戦中、青銅造りの欄干を供出。木の柵で補修したままになっています。京都市では、交通対策として橋の幅を広げる機会に、欄干を京都の街にふさわしいものにしようと、100万円の賞金で欄干のデザインを公募しました。全国から寄せられた作品は460点。なかなかの力作ぞろいで、古都の品格を落とさず、それでいて現代の感覚を盛り込むことに苦心の跡が窺われます。森田京大名誉教授ら13人の審査委員が3回にわたって慎重な審査を行い、特に、35点に絞られた後の最終審査会は8時間に及びました。その結果、地元左京区の21歳の青年技師・タムラヒロシくんの作品に決定。この作品は、すっきり伸びた笠コンクリートの上に青銅の手すり、そして日本風の釘隠しが特徴です。4月に着工、今年の秋には国際文化観光都市京都の新しいシンボルとしてお目見えします。