工事すすむ地下鉄―阪急(大宮―河原町)(57-5)
「京都1962年 工事すすむ地下鉄 京都市広報課」四条大宮から四条河原町までの阪急地下鉄工事は延長1.8キロ、オープンカット工法で、路面は鉄板で蓋をして、車や人を平常通り通しながらの作業です。地下の工事現場は、水道管・下水管、ガス管、地下高圧線などがクモの巣のよう。最新式のショベルマシンやブルドーザーがすごい勢いで掘り広げています。地下からホッパーを通って上げられた土は、ダンプカーで次々と運びさられます。地上の工事はほとんど深夜の仕事です。総工費40億円、来年夏の完成を目指して昼夜兼行の地下鉄工事です。これが完成すれば、最近ますます深刻となった路面交通の緩和に、大きな役割を果たすことでしょう。